がんの原因は「ミトコンドリア機能障害」?!

がんとの正しい付き合いかた
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http://healthy-happiness.jp/?p=3638 より~
がんの原因は「ミトコンドリア機能障害」?!
 
近頃、健康番組などで「ミトコンドリア」の話をよく耳にしませんか?
「がんの原因はミトコンドリアの機能障害にある」とも言われますが、「そもそも、ミトコンドリアって何?!」という方も多いかと思います。
「クエン酸回路」とか「解糖系」とか、難しい言葉は使わずに、ザックリとまとめてみたいと思います♪
 

ミトコンドリアって何?

細胞
(画像はhttp://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textintro/Chapt7.htmからお借りしました)
トコンドリアは、細胞の中にある器官です。学生の時に学んでご存じかと思いますが、ゾウリムシみたいな丸っこい形で描かれていたアレです。
ミトコンドリアだけにフォーカスすると、こんな感じ。
ミトコンドリア 輪切り
(画像は画像検索してお借りして来ました)
こういう絵をよく見るかと思います。緑色だし、ミドリムシとかゾウリムシと勘違いしている人もいますが、違います。それは単細胞生物。沼とか水たまりにいます(笑)
ミトコンドリアは細胞内の器官ですのであしからず♪
 

ミトコンドリアの働き

ミトコンドリアは簡単に言うとエネルギー工場です。細胞内でATPというエネルギーを作っています。
エネルギーって目に見えるものではないですよね。
例えれば、ガソリンがエネルギーという訳ではないけれど、車が動けば、ちゃんとエネルギーに変換されてることが目に見える形で分かります。
 
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人間も同じで、元気に動けているとちゃんとエネルギー(ATP)が作られ、”栄養素が使われているな~”と分かります。
でも「力が出なくて何もできな~ぃ」とか、様々な不定愁訴がある時はエネルギー(ATP)がちゃんと生産されてないな~・・・・つまりは、ミトコンドリアの機能障害があるかも・・・という事が分かる訳です。
(これには、代謝が悪くて太りやすい、なんていうのも含まれます。脂肪肝が気になっているお父さんもミトコンドリアが機能していない可能性大ですぞ。。。)
 

ミトコンドリアは活性酸素の発生源!?

そして、ミトコンドリア内でエネルギーを作る時には、酸素が不可欠です。
ミトコンドリアは酸素を利用するエネルギー工場なので、エネルギーを作る時にとても活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素といえば、病気や老化の原因として知られていますね。
実際、活性酸素の90%はミトコンドリアで作られていると言われるほど。
ミトコンドリアは活性酸素の対策が必須ということになります!
 

【 活性酸素 】

活性酸素はよくサビに例えられる。
鉄は酸素でサビてしまう。同じようなことが体内でもおこっているのだ。
活性酸素は文字通り”活性の強い酸素”で、いつも誰かと手をつなごうとしている。
そして手をつないだ他の分子を酸化(サビ)させてダメにしてしまう。
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ミトコンドリアには、他にも
アポトーシス
DNAが傷付いた時に自滅することでガン化しないようにするシステム
・オートファジー
細胞核からの設計図をもとに小胞体との接触部でオートファゴゾームを作り体タンパクのリサイクルをする
などの働きがあります。

 
これら、どの機能が低下しても細胞のガン化に向かってしまいます。それが、ミトコンドリア機能障害がガン化の原因だと言われる理由なのです。
どういうことか、ごく簡単にまとめると・・・
 

活性酸素(特にヒドロキシラジカル)の発生⇒細胞に傷がつきガン化に向かう
・アポトーシスできない⇒傷つきガン化した細胞が増え続けてしまう
・オートファジーが失敗⇒不良品の体タンパクが作られガン化

 
…ということです。
様々な意見がありミトコンドリアに関してはまだまだ研究が続けられています。
何はともあれ、肝心なのは、ミトコンドリアの機能を改善するにはどうしたら良いか、活性酸素の対策は・・・?といった事ですよね。
それはまた次回まとめたいと思います。お楽しみに♪
 
*自分はミトコンドリア機能障害があるかどうか気になる人には個別にカウンセリングしています。