甘酒で血糖値が上がり、早く満腹感

ダイエット

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甘酒のブドウ糖が血糖値を上げて、満腹感を与えてくれます。
食前などに摂り入れると、食べ過ぎの防止が期待できます。
ブドウ糖には血糖値を上げる効果があり、今まで空腹時についつい食べていたおやつの変わりに甘酒を少しだけ飲むことでお腹が満たされて食べ過ぎを防止する効果があるためダイエットに効果的だと言われています。
また甘酒はその甘さからカロリーが高そうなイメージがありますが実は100g当たり81kcalと低下カロリーなんです。
白米100g当たり168kcalですので約半分のカロリーです。
脂肪分もほとんど含まれていないので、砂糖がたっぷり含まれたスイーツの変わりに飲むことでダイエット効果が得られます。
 

飲む点滴、甘酒を飲むと良質な睡眠がとれる?その理由と方法は?

 

3月15日放送の林修の初耳学の特集は甘酒です。
甘酒は飲む点滴ともいわれ、その効果は色々な方面に期待されています。
甘酒に付いて教えてくれていたのは芝大門いまづクリニック院長今津嘉宏先生です。
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甘酒は飲む点滴ってどういうこと?

甘酒が飲む点滴と言われるの人は2つの理由があります。
それが「甘酒に入っている栄養素と」「吸収の良さ」です。

甘酒に入っている主な栄養素

  • ビタミンB群
  • アミノ酸
  • ブドウ糖
  • オリゴ糖

成分も点滴にブドウ糖やアミノ酸など点滴に含まれるものが多いのです。

体に吸収されやすい

点滴は血管に直接管に入れるために身体へ吸収されやすいです。
だから点滴を打つと比較的速く身体が楽になるのですが、
甘酒の吸収の良さが点滴に例えられているということです。
実際には点滴ほど吸収されるかは不明ですが、それほど吸収はいいということです。

甘酒は2種類ある

甘酒には作り方によって

  • 「酒粕から作る甘酒」
  • 「米麹を混ぜて作る甘酒」

この2つにわかれます。

酒粕から作る甘酒

酒粕は日本酒を精製した際に残る搾りかすのようなものです。
しかし、酒粕に栄養がたっぷり!
そんな酒粕で作るから甘酒には栄養がたっぷりなのです。
酒粕から甘酒を作る方法は、
酒粕にお湯を注いて砂糖塩を加えて混ぜます。そして日本酒を加えれば完成!

米麹を混ぜて作る甘酒

水洗いした米に麹菌をつけます。
4日間かけて甘味を生み出す麹菌が麹になるまで繁殖させます。
そして、蒸した米と米麹を混ぜ10時間寝かせます。
沸騰したお湯の中に甘酒の原液(10時間寝かせたもの)を入れ、
煮立ってきたところで塩を入れて甘味が引き立てば完成です。

この2つの甘酒の差は?

酒粕から作る甘酒のは値段は安いがアルコールが残ります。
それに対して、米麹をから作るものは手間がかかる分、
値段は高いのですが、アルコールがないのです。
米麹からつくるとアルコールが無理な人でも飲めるということですね!
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甘酒をのむと睡眠の質があがる

甘酒の睡眠の効果について話していたのは、
杏林大学医学部付属病院の古賀良彦先生です。
古賀先生は、清酒酵母の入っている酒粕の甘酒を飲むと、
質の良い睡眠をとるのに非常に良いと話します。
 
筑波大学と大手メーカーの研究で、睡眠を良質なものにすることがわかったのです。
酒粕から作った甘酒には清酒酵母というものが働いています。
清酒酵母は頭のなかで深い睡眠を作ってくれる、
アデノシンを活性化させる働きが有ることがわかっています。
清酒酵母と清酒酵母をとらなかった人との睡眠の質を比較した実験では
清酒酵母をとったグループが質の良い睡眠時間が10~20%増えたという結果がでたのです。
清酒酵母は絞りかすの方に多く残ります。そのため、酒粕で作った甘酒には質の良い睡眠が取れるということがいえるのです。
 

質の良い睡眠をとるといい4つのこと

  • 脳や身体の機能が一旦停止してリフレッシュ効果がある
  • 記憶を整理整頓してくれる
  • 成長ホルモンが分泌して身体を修復
  • 免疫力が上がる

普段の生活から自分の身体を守るためには質のいい睡眠をとることがいかに重要かわかりますね。

甘酒を飲むタイミングと摂取量は

身体に吸収されるまで1時間前後かかるため

  • 飲む時間は寝る1~2時間前
  • 摂取量はコップ1杯(200cc)程度

を目安に飲んでみてください。
睡眠に効果が期待できるものは酒粕から作ったものです。
ただし、効果には個人差があることとアルコールが弱い人は飲むのはやめておいてください。
 
甘酒ばかりのめばいいわけではないでしょうが、甘酒が嫌いじゃなくて、
良質な睡眠がとれてないな…という人は取り入れてみてはいかがでしょうか。
糖尿病などある人は医師に相談してから実施するようにしてくださいね。

清酒酵母って?研究で明らかになった睡眠に与える良い効果とは?


 

清酒酵母って?研究で明らかになった睡眠に与える良い効果とは?


「お酒は眠りの大敵」とは、既によく知られたこと。アルコールに含まれる利尿作用や興奮作用により、睡眠の質は確実に下がると言われています。しかし2014年、『日本酒に含まれる“清酒酵母”と呼ばれる物質に、睡眠の質を高める効果がある』という驚きの研究結果が発表され、話題になりました。
飲み会が続きがちな、この季節の救世主になるかも? この研究に携わった先生に、清酒酵母の特徴や睡眠への影響などお話を伺いました!
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眠りの質を上げると実証された物質とは?

 
お話を伺ったのは、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構の裏出良博先生。裏出先生によると、“ある物質”とは、日本酒づくりに欠かせない「清酒酵母」とのこと。清酒酵母を摂取した人の睡眠中の脳波を測定する実験で、以下のような結果が得られたそうです。
 
・ 清酒酵母を摂取していないときと比べて、10〜20%程度睡眠が深くなった
・ 深い眠りに入っている際に分泌される成長ホルモンが、通常よりも約30%増加していた
 
このような効果が出たのは、「清酒酵母が、“アデノシンA2a受容体”という、睡眠を誘発する(スイッチをいれる)脳内物質を活性化させるため」と語る裏出先生。
酵母の種類は数多くあれど、睡眠の質を高めてくれるのは清酒酵母だけなのだそう。
 

甘口の日本酒がベスト? 清酒酵母のかしこい摂り方

 
裏出先生によると、日本酒にたくさんの種類があるように、清酒酵母にも種類があるそう。最も効果がある酵母、そして最適な摂取方法はどのようなものなのでしょうか。
 
「特に睡眠の質を上げてくれるのは、“6号酵母”という酵母です。青森県や石川県などにある、比較的古い酒蔵で使われることが多く、甘口の日本酒をつくる時に使われています」(裏出先生)
 
では、甘口の日本酒を飲めば、眠りの質はよくなるということなのでしょうか?
 
「清酒酵母は、日本酒そのものよりも、日本酒をつくった後にできる“酒粕”の方に多く含まれています。しかし、酒粕だけで睡眠の質を上げようとしたら、どんぶり一杯分くらいは食べないといけません。よく眠れるようになるかもしれませんが、確実に太ってしまうでしょうから、オススメはできませんね(笑)」(裏出先生)
 
なお、日本酒づくりで使われる清酒酵母は、日本酒の精製段階で多くが分解されてしまうそう。また、先述のようにアルコールは睡眠の質を下げてしまうので、日本酒を飲めば快眠を得られる…という訳ではないようです。残念…!
 
しかし、この清酒酵母の研究は、サプリメントの開発などに活かされており、すでに商品化もされているのだそう。飲み会が続いてついつい寝不足になりやすい季節なので、睡眠の質を上げる物質があることは、覚えておいて損はなさそうですね。
 
● 寝酒はよくないこと? 寝酒と睡眠のまとめ
● 忘年会の夜は“抱き枕”を使え! お酒を飲んだ後でも睡眠の質をアップさせる方法
 
監修:裏出良博(国立大学法人筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)

photo:Thinkstock / Getty Images