『不整脈』も自律神経失調症の人に多い

『不整脈』も自律神経失調症の人に多い

不整脈とは、脈拍のリズムが不規則になり、脈が (1) とんだり、 (2) 速くなったり、 (3) 遅くなったりして、胸がドキドキするなど胸の動悸が気になることです。
心臓は1日約10万回、収縮と拡張を繰り返しています。刺激伝導系神経によって、自動的に電気信号を発生させているのですが、この部分の異常により、電気刺激が途切れたり、余分に伝わってしまい収縮と拡張が無秩序になって、血液が心臓の外にスムーズに流れなくなります。これが、不整脈と呼ばれる症状です。
問題なのは、電気信号が誤作動する原因を足から追究していない、ということです。外反母趾や指上げ足、偏平足、またそれに伴う痛みやトラブルで来院してきた患者の中に、すでに病院で自律神経失調症と診断されている人が多く、それに比例して不整脈があると答える人が70%位いるのです。
「足⇒首⇒自律神経⇒不整脈」という図式を無視することはできません。
このことから不整脈を単に心臓だけの問題として捉えるのではなく、足裏から重力とのバランスや肉体と精神に対する生活環境条件を加えて、その根本原因、誤作動の原因を追究することが必要です。

  1. 足裏の異常によって、歩行時、過剰な衝撃波やねじれ波が首に繰り返されたことにより、自律神経が誤作動していないか。
  2. 長時間のデスクワークや悪い姿勢、またそれを長年続けて極度の過労で首に負担をかけたことにより、自律神経が誤作動していないか。
  3. 心の問題や肉体的、精神的ストレスで睡眠不足になり、全身の筋力が疲労して首を支える筋力の低下と共に首に余分に負担をかけたことによって、自律神経が誤作動していないか、などを先に判断していくことにより、不整脈の解明と予防に役立つはずです。

しかし、不整脈の背景には心臓疾患などの重大な病気が隠れていて、突然死を招くこともあるので、専門医の診断を受け、緊急に治療が必要な不整脈か、放っておいてもいいような不整脈なのかを判断することです。
治療法は、心臓病や呼吸困難、激しい動悸がするような危険性の高いものは、専門医の治療が必要ですが、自律神経からくる、放っておいてもいい不整脈に対しては、次の方法をご紹介します。

  1. 低周波と専用マッサージ器で、足裏から全身のほぐしと、血行促進を図り、自然治癒力を発揮させます。
  2. 足裏から全身のバランスを整える整体とテーピングを行い、構造学的な歪みを回復させ、自然治癒力を発揮させます。
  3. 日常の生活環境条件を整え、自然治癒力を発揮させます。

不整脈には、特に酸素を多く取り込ませることがポイントとなるので、そのための早呼吸法(ドックブレス)つまり、犬が早く呼吸する方法を500回、数を数えながら行うと不整脈がよくなってきます。