太田成男教授による水素風呂のお話

水素風呂
体質がよくなる。
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https://youtu.be/D_bfORxhmD0
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腸が老化すれば、身体のサビも加速する

活性酸素は強い酸化力によって「身体をサビつかせる悪者」として有名ですが、じつはホルモン生成の手助けをしたり、外敵が侵入してきた際に白血球から放出されて敵をせん滅したり、有用な働きもしています。
ところが、ひとたび大量発生すると、コレステロールや中性脂肪といった脂質を酸化させて過酸化脂質という有害物質をつくり出し、細胞膜やDNAを傷つけて破壊してしまいます。また、過酸化脂質が脳細胞の細胞膜内に増えると、アルツハイマー病を引き起こす原因と考えられている「アミロイドβタンパク」というタンパク質を、脳細胞の表面に集積しやすくしてしまうこともわかっています。
このように活性酸素は腸脳の老化や病気を引き起こす大きな要因となっているのですが、その発生を完全に止めることはできません。なぜなら呼吸によって取り込まれた酸素のうち2パーセントは活性酸素と化すからです。先ほど触れたように、免疫細胞も外敵と闘う際に活性酸素を生じさせます。
さらに現代人の多くは、化学物質や紫外線、電磁波などにさらされ、食生活からも日々酸化した食物を取り込んで、活性酸素がつくられやすい環境にあります。
しかし発生を止められないからこそ、人体はまた活性酸素による細胞へのダメージを防ぐシステムをきちんと用意しているのです。それが他ならぬ体内酵素です。詳しくは「抗酸化酵素」と呼ばれるものです。

身体と脳をサビから守る抗酸化酵素「SOD」

 
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活性酸素がアレルギーの原因!どうすれば良いのか

 
【活性酸素がアレルギーの原因!どうすれば良いのか】悩む女性

 

活性酵素には細菌やヴィールスから体を守る役割を持っており、
人間の体には必要不可欠です。
しかし、体内増加しすぎてしまうと、
体内の組織を攻撃するという特徴があり、
コレステロールと合わさると、過酸化脂質を形成してしまうんです!
活性酵素を過剰にさせる要因は食事、排気ガス、医薬品など様々です。
この活性酵素はアレルギーの原因にもなってしまうため、
気になる方も少なくないですよね。

活性酸素の作用のターゲットとは

活性酸素は炎症やアレルギー反応を促進する作用を持っており、
ターゲットになるのが細胞内タンパク質リン酸化酵素です!
細菌やウイルスなどに感染した時には、
生体内防御機構が活性化し、
体内からすぐに排除しようとします。
防御反応が異常に亢進した際には、
アレルギーや自己免疫疾患の原因となってしまうんです!

蛋白変性への影響も大きい

活性酵素が過剰になると、
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活性酸素が炎症・アレルギー反応を活性化する新たな仕組みの発見

 

活性酸素が炎症・アレルギー反応を活性化する新たな仕組みの発見

-感染防御(自然免疫システム)における新たな細胞内分子機構-

 

 JST(理事長:沖村憲樹)の研究チームは、活性酸素が病原体感染によって起こる炎症やアレルギー反応を促進する作用を持つこと、その活性酸素の作用を受けるターゲットがASK1(Apoptosis signal-regulating kinase 1)*1という細胞内タンパク質リン酸化酵素であることを突き止めた。
細菌やウイルスなどに感染すると、それらを体内から迅速に排除するため自然免疫システム*2という生体内防御機構が活性化する。自然免疫システムがひとたび病原体の感染を感知すると免疫応答に必須な炎症性サイトカイン*3が産生され、生体内で炎症を引き起こす。
一方で、なんらかの原因によりこれらの防御反応が異常に亢進すると、アレルギーや自己免疫疾患の原因にもなる。病原体の感知には、細胞膜受容体であるTLRファミリー*4が重要な働きをしていることが知られているが、本研究では、このファミリーのうち、TLR4という受容体の活性化に伴って特異的に活性酸素が産生され、
さらに活性酸素を介して、タンパク質リン酸化酵素であるASK1が活性化されることによって、サイトカインが効率よく産生される仕組みを明らかにした。また、ASK1を働かなくしてしまったマウスにおいては、TLR4受容体活性化によって引き起こされる炎症性サイトカインの過剰産生や、それに伴うショック死が起こりにくくなっていることが判明した。
活性酸素が炎症やアレルギーの症状を亢進させる可能性についてはこれまでも注目されていたが、そのターゲットの実体が明らかとなったのは初めてであり、アレルギー性疾患や自己免疫疾患などの新たな治療法の開発に繋がるものと期待される。
本成果は、戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CRESTタイプ)の研究テーマ「ストレスの受容・認識とシグナル変換の分子機構」の研究代表者:一條秀憲(東京大学大学院薬学系研究科 教授)、および松沢厚(同 助手)らの研究によって得られたもので、2005年5月1日付の米国科学雑誌「Nature Immunology」オンライン速報版で公開される。

 
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