酵素不足と足の筋肉不足で、歩けなくなる高齢者
この論文は、高齢になると、どうして足がわるくなるのか、
疑問だったが、60過ぎると、必要な細胞が、解糖系から、ミトコンドリア系
に変わる。解糖系は食事すればいいが、ミトコンドリア系は、どうしても水素が
不可欠。癌も糖尿病も水素が必要である。
年取ると、なによりも水素がごちそう、生水をたくさんのむことです。
酵素とホルモンによる骨格筋の分化と代謝の制御に関わるメカニズム. を明らかにしたことから、現代社会で注目される骨格筋の形成と健康維持、加齢性変. 化(骨格筋量の低下(サルコペニア)、肥満・糖尿病など)の新しい制御法 …
熊本大学発生医学研究所細胞医学分野の阿南浩太郎研究員(同大学院医学教
育部博士課程修了)、日野信次朗准教授、中尾光善教授らは、網羅的な遺伝子解
析を用いて、どの種類の骨格筋細胞になるかを決める遺伝子プログラムと、
代謝方法を決める遺伝子プログラムとをLSD1酵素が調節する仕組みを解明しました。
「LSD1」
は特定の遺伝子群の働きを抑制する酵素です。今回、骨格筋細胞の元となる細胞が
各骨格筋細胞(運動を担う速筋や姿勢を担う遅筋)になる過程において、LSD1がミト
コンドリア代謝および遅筋型の遺伝子群の働きを抑制して、速筋化を誘導することが
分かりました。また、体内の代謝バランスを保持するホルモン「グルココルチコイド」が
作用すると、細胞内でLSD1が分解されて、ミトコンドリア代謝および遅筋型の遺伝子
群の働きが増加しました。さらに、グルココルチコイドとLSD1阻害薬剤を組み合わせる
と、ミトコンドリア代謝および遅筋化が強く促進されることを見出しました。
この成果は、酵素とホルモンによる骨格筋の分化と代謝の制御に関わるメカニズム
を明らかにしたことから、現代社会で注目される骨格筋の形成と健康維持、加齢性変
化(骨格筋量の低下(サルコペニア)、肥満・糖尿病など)の新しい制御法への応用が
期待されます。