脳でなく腸 – 「認知症 外来」認知症は腸から改善・予防する

「認知症 外来」認知症は腸から改善・予防する
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脳でなく腸

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認知症になりやすい人は腸内環境もヒドかった!その理由とは

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日本の65歳以上の約10%は認知症だというデータがあり、今後さらに増えていくと言われています。認知症は過去の記憶がなくなるばかりか、大切な家族の存在すらわからなくなり、徘徊や暴行など社会問題になることも。最近の研究で脳と腸は深い関係にあることがわかっています。認知症と腸内細菌には何か関係があるのでしょうか?

2025年には65歳以上の5人に1人が認知症に!

厚生労働省の発表によると2012年の認知症の患者数は約200万人ですが、2020年には325万人に増加し、さらに2025年には約700万人にまで増えると予測しています。700万人というのは、65歳以上の約5人に1人の割合が認知症になるという計算です。
認知症の原因は脳血管性の病気が多いのですが、近年ではアルツハイマー病も多く、こういった病気によって脳細胞が壊れていきます。近年では若い人でも認知症になるケースがあるのが気になるところです。
Senior man with gesture of having forgotten something, suffering from amnesia.

脳と腸の深い関係

では、脳と腸の関係を見てみましょう。
人間の身体は脳からの指令で動きますが、腸だけは独自の判断で生きることができる臓器だと言われています。例えば脳死に陥った場合でも、腸は活動を続けます。そのため、「腸は第2の脳」と呼ばれるのです。
さらに最近の研究では、「幸せを感じるホルモン」の「セロトニン」は脳には1割しかなく、残りの9割は腸にあることがわかりました。セロトニンが不足すると、不眠や不安、うつに近い症状、やる気が起きない、感情を制御できないなど多くの症状が現れます。実際に腸内細菌のバランスの乱れが、うつ病や自閉症など精神系の病気に影響を与えている可能性があると言われています。

腸内細菌のバランスを整えることは脳によい影響を与える

腸と脳の研究は100年以上前から行われていて、うつ病や精神疾患の患者は腸に老廃物がたまることが原因のひとつであることがわかっています。さらに最近の研究では「脳が腸に影響を与える」以上に「腸の状態が脳に影響を与えている」のではないかと考えられています。今後は認知症を防ぐ働きを持つ腸内細菌が見つかるかも知れません。

まとめ

腸内細胞の種類は数100種類もあると言われ、まだまだ全容は解明されていません。しかし、認知症をはじめとする多くの病気に深く関係していることがわかってきました。認知症の予防だけでなく、うつ病など精神性疾患の予防にも腸内細菌は役立つようですね。腸内細菌のバランスは食事を見直すことで、かなり改善されます。ヨーグルトや納豆などの乳酸菌を多く食べるなど、腸内環境を整えていきましょう。
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食が粗悪なら、汚れた血液で、身体のサビも加速する

活性酸素は強い酸化力によって「身体をサビつかせる悪者」として有名ですが、じつはホルモン生成の手助けをしたり、外敵が侵入してきた際に白血球から放出されて敵をせん滅したり、有用な働きもしています。

ところが、ひとたび大量発生すると、コレステロールや中性脂肪といった脂質を酸化させて過酸化脂質という有害物質をつくり出し、細胞膜やDNAを傷つけて破壊してしまいます。また、過酸化脂質が脳細胞の細胞膜内に増えると、アルツハイマー病を引き起こす原因と考えられている「アミロイドβタンパク」というタンパク質を、脳細胞の表面に集積しやすくしてしまうこともわかっています。

このように活性酸素は腸脳の老化や病気を引き起こす大きな要因となっているのですが、その発生を完全に止めることはできません。なぜなら呼吸によって取り込まれた酸素のうち2パーセントは活性酸素と化すからです。先ほど触れたように、免疫細胞も外敵と闘う際に活性酸素を生じさせます。

さらに現代人の多くは、化学物質や紫外線、電磁波などにさらされ、食生活からも日々酸化した食物を取り込んで、活性酸素がつくられやすい環境にあります。
しかし発生を止められないからこそ、人体はまた活性酸素による細胞へのダメージを防ぐシステムをきちんと用意しているのです。それが他ならぬ体内酵素です。詳しくは「抗酸化酵素」と呼ばれるものです。

身体と脳をサビから守る抗酸化酵素「SOD」

 

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