クエン酸のパワーはすごかった!疲労回復だけじゃない!

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疲労回復や掃除にも!クエン酸の効果と使い方

クエン酸とは柑橘類に多く含まれている栄養素のひとつです。粉末状のものは薬局などで購入することができ、掃除などにも利用することが出来ます。

口から体内に摂取した場合には、身体にうれしい健康効果を発揮してくれます。知られざるクエン酸のパワーをご紹介していきましょう

 

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クエン酸とは?

 

柑橘類に含まれる有機化合物

クエン酸はグレープフルーツやレモンといった柑橘類に含まれる酸味成分の一種です。クエン酸は人間や動物に多く分布する有機酸(有機化合物)で、ジュースなどの酸味料や酸化防止剤などとしても利用されています。

クエン酸の形状は常温では無色で白色結晶粉末で水溶性です。クエン酸は体内で摂取した食べ物をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。
エネルギーを作り出すことができなければ、私たちは生きていくことができません。こういったエネルギーをつくり出す仕組みのことをクエン酸回路と呼びます。

柑橘類の酸味の元

クエン酸はお酢にも含まれていますがクエン酸そのものは臭いがなく、摂取しやすいと言えます。クエン酸は水に溶けやすい特徴を持っています。

柑橘系の果物の酸味の元となっているのがクエン酸です。レモンなどは柑橘系の中でも匂いを嗅いだだけでも酸っぱく感じますよね。かじったりしたら唾が大量に出るほど酸味を感じます。あれがクエン酸です。

熱に強い性質

クエン酸は水に溶けにくい性質の他に、熱に強いという特徴があります。調理などで熱が加わっても効果が低下するようなことがありません。

しかし、クエン酸は175℃以上で変化すると言うことも分かっていますが、柑橘系の果物を使ってジャムづくりをしたり、搾り汁でレモネードなどを作る程度では全く効果が低下することはありません。
水と熱に強いクエン酸は様々な調理法で摂取できる、便利な栄養素と言えそうです。

食品添加物として多用される

クエン酸は有機化合物の一種です。さわやかな酸味を持つことから食品添加物としても多く利用されています。例えばレモン味のお菓子などでガムやキャンディ。レモン味のアイスやジュースなどがよく知られています。

爽やかな味や香りで唾液や胃液の分泌を促進したりすることで、胃腸の動きを活発にしてくれます。他にもクエン酸は食品添加物として多く働きを持っています。
・香料として添加 食品に香りを付けることが出来ます。
・製造用剤 食品どうしをくっつける役割をします。豆腐を固める豆腐用凝固剤にも含まれています。
・酸化防止剤 油脂などの酸化を防ぐ役割をします。保存性をよくする働きもあります。
・酸味料として添加 食品に酸味を与えるのに使用します。

サプリメントの成分

クエン酸はレモンやオレンジなの柑橘系の果物以外にも、サツマイモなどのイモ類のデンプンを発酵させ、人工的にクエン酸を作ることができます。

そのため、身体に良い効果を多く持つクエン酸はサプリメントなどに幅広く利用されています。完全に自然からしか採取できない栄養素はサプリメントとして販売すると、その生産量にもよりますが高額になってしまうことがあります。
人口的に作り出すことが出来る栄養素は、いくらでも作ることが出来るため安定した出荷が見込め、比較的安値でサプリメントを販売することができます。

掃除に使われる

クエン酸は酸性ですので、アルカリ性のものを分解する力があります。その力を利用して掃除にも使うことが出来ます。

アルカリ性の汚れというと水垢が有名です。お風呂やキッチンなどの水道の蛇口に白い線がたくさん付いていませんか?あれがアルカリ性の水垢です。クエン酸を使用すれば簡単に落とすことが出来ます。
また、トイレの黄ばみや匂いもアルカリ性なのでクエン酸は有効です。薬局などで販売されてる粉末のクエン酸を水を混ぜ、クエン酸水を作りスプレー型の容器などに入れ汚れに吹きかけて掃除できます。
白い水垢が頑固な場所は濃い、クエン酸水を使用すると良いでしょう。

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クエン酸の効果効能

疲労回復

私たちの体内で摂取した物をエネルギーに変える際に、クエン酸が必要不可欠となります。クエン酸がエネルギーをつくり出す仕組みのことをクエン酸回路と呼びます。

私たちは疲労が蓄積されると弱アルカリ性の体は酸性に傾きます。なぜ酸性になるかというとブドウ糖などが分解されても、残りカスや乳酸が体内に溜まってしまうことがあります。
このようになってしまうのはクエン酸回路が正常に働けなくなっているからです。クエン酸を摂取してクエン酸回路の働きを促せば、乳酸などが分解され疲労回復するというわけです。
もうひとつ、クエン酸サイクルと呼ばれるものがあります。クエン酸サイクルは体内でエネルギーを作り出すための体内燃焼システムのことを言います。
このサイクルを発見したのはイギリス出身のハンス・アドルフ・クレブス博士で、この功績によって1953年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。
クエン酸がなぜ疲労回復に役立つのか?それは肉体疲労なら筋肉細胞がダメージを受けている状態、精神疲労なら神経細胞がダメージを受けている状態と考えられ、ダメージを受けた細胞を修復するには、「アデノシン三リン酸」というエネルギー源が必要になります。
この「アデノシン三リン酸」を産生しているのはクエン酸回路という働きです。この「アデノシン三リン酸」を活性化するのにクエン酸が必要であると考えられています。
クエン酸は疲労によるダメージを回復するためには必要不可欠な成分であると言え、他にもクエン酸は脂肪や乳酸を分解しエネルギーに変換する働きを持っています。
乳酸は身体の疲労物質と考えられていますので、疲労物資を分解してくれるということは疲労回復が促進されることに繋がります。

食欲増進

クエン酸の持つ酸っぱさは酢の1/3程度ですが、酢成分を体内に摂取することで胃液の分泌が増え、胃の働きが活発になります。

その結果、食欲が増進すると考えられています。夏場の食欲がない時期などには、昔から梅干しを食べると良いと言われているのもこう言った理由からです。
冷やし中華などが夏場に出回るのも、冷たくのど越しが良いことから食欲がない時でも食べやすい、と言ったこともありますが、冷やし中華のたれは甘酸っぱく、酢が含まれているという理由もあります。

血流改善

血流が悪くなる原因のひとつに血液がドロドロになることがあります。さらさらとした血液はそれだけスムーズに流れます。

しかし、ドロドロの血液は流れも悪く、時には滞ってしまうこともあります。これは血液の酸性値(ph値)が酸性に傾いたことにより起こります。
通常の健康な血液であれば弱アルカリ性の状態です。クエン酸は体内に入るとアルカリ性として働き、血液のph値を高めて弱アルカリ性のサラサラな血液へと変えてくれます。
この働きにより血液は本来のさらさらの状態を取り戻し、血流が改善されるというわけです。

美肌効果

クエン酸の酸性を利用して美肌に役立てる方法があります。それは「ピーリング」です。ピーリングとは肌の古い角質を溶かし取り去ることです。

肌はターンオーバと呼ばれる生まれ変わりを繰り返し、健康でハリのある肌を作り出しています。しかし、体調や季節によってこのターンオーバがスムーズに進まず、古い角質が肌表面に残ってしまい、生まれ変われないことがあります。
この肌表面に残った古い角質をクエン酸の酸の力で溶かし、除去すれば肌の内側にある新しい肌が表面に出てこれると言うわです。
■クエン酸ピーリングのやり方
・粉末のクエン酸5gに50ccの精製水(水でもOK)を混ぜます。
・コットンに含ませ肌に載せます。
・2~3分後に洗い流します。
■注意点
・クエン酸1に対して水10で作ること、これ以上、濃い濃度にしてしまうと肌へのダメージが強く、ボロボロになってしまうので絶対に守りましょう。
・クエン酸水を作る際にフタがしっかり閉められ、漏れない容器で作れば水とクエン酸を入れ、容器ごと振れば混ざりますので簡単です。
・作ったクエン酸水は冷蔵庫で1ヵ月以内に使い切るようにしましょう。
・ピーリング前にメイクをしっかり落とし、洗顔して清潔な肌で行いましょう。

肉芽治療

肉芽とは外傷や炎症により傷ついた場所にできる、赤く柔らかい粒状のかたまりの事です。よく見られるのが巻き爪になってしまった箇所が膿を持ち、赤く膨れ上がることやピアスの穴が炎症をおこし、赤く膨れ上がることです。

少し触れるだけで激痛が走ることもあり、足の爪が巻き爪の人は靴を履くのも困難になることがあります。これらの肉芽にもクエン酸が有効です。なぜクエン酸が有効なのか見てきましょう。
・不良な血液を固める働き クエン酸には不要な血液や汚染されたリンパ液、膿などを固める作用があります。
・殺菌作用 クエン酸は酸性のため殺菌作用があります。
・細胞の活性化 クエン酸には再生細胞を活性化させ、蘇生能力を高める働きがあります。クエン酸はエネルギーを作り出すクエン酸サイクルを活性化させるため、身体の回復が早くなります。

アンチエイジング

クエン酸がアンチエイジングに効果があると言われる理由をご紹介しましょう。

・抗酸化作用
よく身体が酸化するといいますが、酸化することが老化とも言えます。クエン酸には酸化を防止する抗酸化作用があります。クエン酸は体内で金属ミネラルと呼ばれるものの働きにより、細胞の酸化を防いでくれます。
・再生機能向上による美肌効果
クエン酸は細胞の再生を促す働きがあります。摂取して体内から細胞を活性化することでイキイキとした細胞が作られます。クエン酸を水などに溶かし肌に直接つけることでも、肌の生まれ変わりを促し美肌へと導きます。
・疲労物資の分解
身体が疲労を感じている時には乳酸が蓄積されていることが考えられます。クエン酸は乳酸や脂肪を分解する力があります。疲労が蓄積されている身体は細胞が傷つき老化が進む原因になります。
・カルシウム不足防止
クエン酸にはカルシウムの吸収をUPする働きがあります。カルシウムは骨だけでなく、肌細胞の保水成分を働かせる役割や、皮膚の新陳代謝を促す働きもあります。カルシウム不足を防ぐことはアンチエイジングに繋がると言えます。
・新陳代謝の向上
クエン酸は新陳代謝の向上と腎臓の働きを促進する作用があります。新陳代謝が活発になれば身体中の細胞が活性化され元気になります。また、腎臓の働きが促進されると老廃物がスムーズに代謝され、健康な血液も作り出されます。

ガン予防

クエン酸の持つミネラルの吸収を促進する働きを「キレート作用」と呼びます。このキレート作用によりがんの予防に効果があると言われています。

体内の活性酸素はがんになる原因のひとつと言われています。この活性酸素を除去するのがキレート作用です。体内に取り込んだ金属ミネラルが酸化する前に、ミネラルを包み込み摂取することが出来るのです。
また、体内の活性酸素を除去する働きもありますので、がん予防には効果的と言えそうです。

尿酸値の減少

尿酸値が上がってしまう病気のひとつに痛風があります。痛風は高尿酸血症とも呼ばれ尿中で排泄される尿酸の代謝異常が原因の病気です。

尿酸は血中に溶けにくく、体内で過剰になると結晶化して尿酸ナトリウムとなります。尿酸ナトリウムは関節などに付着し、関節炎や関節の変形を起こすこともあります。
症状は関節炎をや腎臓に付着し結石を形成したりします。関節炎の痛みは激痛になることもあります。尿酸の酸性は一般的には1日平均500mg程度で、体外への排泄は500~600mg程度と言われています。
通常、体内では尿酸が1,200mgで維持されています。過剰に産生されることにより排泄量とのバランスが崩れ、血中尿酸値が7mg/dl以上になると、痛風(高尿酸血症)として現れます。
クエン酸を摂取することでクエン酸サイクルを活性化させ、摂取したものを効率よくエネルギーに変え、尿酸の排泄がスムーズになることで尿酸値の減少が期待できます。

尿管結石の予防

尿管結石は増加に傾向にある病気です。男性は11人に1人、女性は26人に1人と言われています。原因は食生活にあると言われ、肉中心の食生活やプリン体を多く含む食事も原因のひとつです。

症状は脇腹の激痛や血尿などがあります。結石は腎臓などにできるシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムなどのかたまりのことです。
クエン酸がなぜ尿管結石の予防になるかというと、クエン酸には尿中でカルシウムが結石かするのを防ぐ働きがあると言われているからです。
プリン体を多く含む食材はレバー、エビ、たらこ、うになどビールにも多く含まれています。逆に尿管結石を予防する食材を見ていきましょう。
・クエン酸を多く含む食品:レモン、オレンジ、梅干し
・カリウムを多く含む食品:煮干し、プロセスチーズ、桜エビ
・食物繊維を多く含む食品:かぼちゃ、ごぼう、大麦
・マグネシウムを多く含む食品:あさり、引きわり納豆、大豆
・フィチン酸を多く含む食品:ナッツ類、豆腐、大豆

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クエン酸の摂取量と注意点

一日2g~5gを目安に

クエン酸の1日摂取量の目安は2g~5gです。それ以上の摂取は控えるようにしましょう。スポーツなどを頻繁に行っている人は5g、日常生活で特に身体を動かすような運動をしていない人は2gほどで十分です。

クエン酸はお酢や柑橘系の果物にも多く含まれていますが、それらから摂取する場合には注意が必要です。
酸性が高いため歯のエナメル質を溶かしてしまうことがあります。摂取する際には口の中で貯めるようなことは避けた方が良いでしょう。
摂取した後に水などをすすぐように飲むと、エナメル質の破壊を防止することが出来ます。

こまめに摂取する

1日に3回~4回に分けて摂取するのが理想です。それはクエン酸は体内に入ると5時間ほどで消滅してしまうからです。

1度にたくさん摂取しても5時間ほどしか体内に蓄積されないので、数回に分けて持続させることがポイントです。
3度の食事の際にメニューに加えたり、食後にドリンクとして摂取するのが時間的に効率の良い摂取方法と言えそうです。

ビタミンB群と摂取する

先ほどもご説明しましたが、クエン酸が体内に入った栄養素をエネルギーに変換することを「クエン酸サイクル」と呼びますが、ビタミンBはこのクエン酸サイクルの代謝をスムーズに行う助けをします。

クエン酸を摂取する際にビタミンBを同時に摂取することで、クエン酸の持つパワーを向上することが出来ます。
また、スポーツ後などの疲労が激しい時には、クエン酸と一緒に糖を摂取すると回復のエネルギー生産がスムーズになるので良いと言われています。
同時摂取しないほうが良いと言われているものあります。それは鉄分です。クエン酸はミネラルの吸収を促進させる作用があります。
鉄分はミネラルの一種ですから、同時に摂取すると過剰に吸収されてします。鉄分の過剰摂取はすぐに身体に症状が現れるものではありませんが、長期に渡り蓄積され続けると胃腸障害や血色素症と呼ばれる、皮膚の色素沈着を起こすことがあるそうです。

サプリメントは用法用量を守る

クエン酸は医薬品ではないため、決められた容量や用法はありませんが、サプリメントを販売している各メーカーが記載している用法、用量を守るようにしましょう。

各メーカーによりクエン酸の含有量や、配合されている他の栄養素が異なることがあります。購入する際には、1日に何回摂取すれば良いのか、また1回の摂取量はどのくらいか確認してから購入することが大切です。

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クエン酸の使い方

「料理」お酢を使ってクエン酸を上手に取り入れましょう

出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/145986/recipe/840562

手羽元のお酢煮込み

クエン酸がたっぷり摂取できるお酢を使ったレシピをご紹介します。お酢で鶏手羽を煮込むことで、さっぱりしていてコクがある仕上がりになります。お肉も柔らかく煮えますよ!

・鶏手羽に軽く塩を振り、生姜を薄くカットしておきます。
・フライパンに油を引き鶏手羽を焼き色が付くまで両面焼きます。
・焼き色が付いたら調味料を加え、柔らかくなるまで煮込みます。

「ドリンク」クエン酸効果で疲労回復ドリンク

出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/30859/recipe/122239

ハチミツとお酢のドリンク

クエン酸は身体に良くても酸っぱいのがちょっと、と言う人にもおすすめのドリンク!はちみつを加えることでさらに疲労回復が狙え、はちみつの甘さで酸っぱさも抑えられ飲みやすくなっています。

・お酢、はちみつ、水を混ぜ合わせるだけです。
酸っぱいの特に苦手な人や、胃が弱い人などは酢の量を控えめにして小まめに摂取すると良いでしょう。また、酢の中でも比較的、胃にやさしいのがりんご酢ですので試してみると良いかもしれません。

お肌のお手入れ

クエン酸は洗顔に使用するとピーリング効果があり、肌の古い角質を溶かし洗い流してくれます。肌が一皮向けたようになり、ツルツルのお肌に生まれ変わります。

肌が弱い人やクエン酸1に対して10の水を守らないと、肌がダメージを受けてボロボロになってしまいますのでご注意ください。
リンスをクエン酸と水を混ぜて作る方法があります。これは近年、話題になったシリコンシャンプーを使うのに抵抗を感じた人達が、石鹸で髪を洗うことから来ているようです。
石鹸で髪を洗うと髪はアルカリ性になるそうです。すると弱酸性だった髪はキシミ、指の通りが悪くなります。クエン酸を使うことで髪が弱酸性に戻りサラサラになると言うわけです。
ボトルなどの容器にクエン酸と水を1:10の割合で混ぜておきます。洗面器などに手作りリンスを注ぎ髪を漬け、手で上からかけるように使います。後は通常どうり軽く流せばOK。
クエン酸をお風呂に入れて使用すると、美肌効果や疲労回復効果があると人気となっています。やり方は浴槽に大さじ1杯程度のクエン酸を入れるだけです。
クエン酸に殺菌効果があり雑菌の繁殖を防いだり、皮膚表面を弱酸性に保ち、汗腺に付着すると体臭の原因になるアンモニアと乳酸を抑えてくれる働きがあります。

洗濯後の仕上げ剤

クエン酸を洗濯後の柔軟剤として使用することができます。柔軟剤だけでなく洗濯物を室内に干したり、洗ってすぐに乾燥させないことで起こる、生乾きのイヤな匂いを防止することもできます。

クエン酸は殺菌効果がありますので、生乾きの原因である菌の繁殖を抑えることが出来ます。泥汚れや油汚れが特にひどいと言うことがなければ、洗剤の代わりとしてクエン酸を使うとそれだけで洗剤、柔軟剤の効果を得られます。
洗い上がりはふんわりとしていて、柔軟剤の独特な匂いが苦手な人にもおすすめかと思います。容量は10ℓの水に対して10gのクエン酸が目安です。

電気ポットの内側のお手入れ

電気ポットの中には白い汚れが意外と溜まっているものです。この白い汚れの正体は水道水やミネラルウォーターに含まれる、カリウムなどのミネラルが結晶化したものです。

茶色い汚れは水道水に含まれる不純物です。クエン酸を使ってポット内側の汚れを落とす方法をご紹介しましょう。
■用意するもの
・クエン酸
・重曹
・歯ブラシ
・スポンジ
■方法
1.ポットに満水まで水を入れます。(ポット内の上限の線まで)
2.クエン酸を大さじ1杯加えて蓋をし電源を入れます。
3.沸騰したらそのまま2~3時間おきます。
4.ポット内のお湯を全て捨てて、スポンジや歯ブラシで擦ります。
5.水でよくすすぎ、乾燥させて終了です。

食器洗い機の内側のお手入れ

電気ポットと同様に食器洗浄機もクエン酸で掃除することができます。

■方法
・何も入っていない食洗器の洗剤投入口にクエン酸を大さじ2入れます。
・できるだけ長い洗浄時間を選択し稼働させます。
・終了後はよく乾燥させます。
食洗器は容量が様々なものが販売されていますので、小さめのものでしたら大さじ1杯から始め、特に汚れがひどい場合や、1杯では汚れが落ちきれないときには増やすようにすると良いでしょう。

加湿器のお手入れ

加湿器のフィルターは意外に汚れているものです。蒸気が発生することからカビや菌の繁殖もあります。クエン酸は殺菌効果もあるため、これらのお手入れには向いています。

・お湯3ℓにクエン酸20gを溶かした液を作ります。
・作った液を加湿器の満水まで入れ、電源を入れずに12時間ほど置きます。
・12時間後、加湿器内の液を全て捨てます。

水回りの掃除

水回りの掃除にクエン酸を使う方法があります。水回りの汚れは水垢であることが多く、鏡などは白い線がたくさん付いて見えず楽なることがありますよね。

まず、クエン酸と水を混ぜたクエン酸水を作ります。
・クエン酸水の作り方 クエン酸小さじ1に対して水200ccです。
■トイレの掃除
・便器の内側の全体にクエン酸水をスプレー容器などで吹きかけます。
・トイレブラシでしっかり汚れを落とします。
・細かいフチなどは、歯ブラシに直接クエン酸水を付け擦ります。
・最後に洗浄レバーを引いて全体を水で流します。
■鏡の掃除
・クエン酸水を鏡にまんべんなく吹き付けます。
・その上からサランラップを隙間ができないように貼り付けます。
・6時間ほどそのまま置き、水ぶきし最後に乾拭きすれば終了です。

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美容にも!クエン酸入浴剤の効果と作り方

血行改善

クエン酸と重曹を使って簡単に作れる入浴剤は、血行改善の効果がきたいできます。クエン酸と重曹を混ぜ合わせると、シュワシュワとした炭酸ガスを発生させます。

この炭酸ガスが肌から吸収されると、血流を改善して血行が良くなると言われています。市販の入浴剤でも炭酸ガスが発生するものが多く販売されていますよね。
同じ効果が得られる入浴剤が簡単に作れるというわけです。湯船に入る直前に入れるのがポインです。

美肌効果

クエン酸を入れたお風呂に身体ごと浸かることで、身体全体のピーリング効果を得ることが出来ます。皮膚表面の古い角質を溶かしてくれる効果があるので、ひじやひざ、かかとといった角質が硬くなりやすい場所も柔らかくなります。

お湯に入るだけでも肌は柔らかくなりますので、そこにピーリング効果が加わることで肌が生まれ変わり、ツルツルになります。
また、クエン酸の新陳代謝を促す働きにより、美白効果もあります。内側からも肌が再生される力をサポートするクエン酸は美肌の強い味方と言えそうです。

クエン酸入浴剤に必要な材料

・クエン酸 15g
・重曹 30g
・片栗粉 10g
・水 少々

混ぜ合わせて完成

■クエン酸入浴剤の作り方
・クエン酸、重曹、片栗粉を混ぜます。

・水を1滴ずつ慎重に加えます。1度にたくさん入れてしまうと発泡してしまうので注意!(発砲させないのがポイント)
・全体が湿り、固められるよになればOKです。丸めたり、クッキー肩やプリンの容器などに入れしっかり固めます。
・固めたらしばらくそのまま置き、型から外し半日~1日ほど乾燥させます。
完成した入浴剤は、空気中の湿気との反応を防ぐために密封容器に乾燥剤を入れて保存しましょう

好みをプラスしてアレンジする

先ほどの作り方で作ったクエン酸入浴剤は、ほぼ無臭ですのでお好み香りを加えてオリジナルの入浴剤にするとリラクゼーション効果もプラスされます。

香りとともに効能があるアロマや発汗効果のある粗塩や生姜を加えるのも良いでしょう。アロマオイルはストレスなど神経的な疲れにも効果があります。粗塩や生姜は身体を更に温めてくれ、発汗することで美肌効果もUPしますね。

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掃除に便利!クエン酸水の作り方

掃除用クエン酸水の材料

様々な掃除に使える便利なクエン酸水の作り方をご紹介します。まずは材料からです。

・クエン酸
・水
・スプーン
・スプレー式の容器

スプレーボトルにクエン酸を入れる

スプレー式のボトルにクエン酸を入れます。クエン酸の量は水200ccに対して小さじ1を目安に作ります。

入り口が細いボトルにクエン酸を入れる際には、ロートと呼ばれる広い注ぎ口があると便利です。ない場合には、使い捨てのコーヒーフィルターの下をハサミでカットし注ぎ口に入れて、そこにクエン酸を入れるとこぼれずきれいに入れることが出来ます。

水を入れてよく振る

クエン酸を入れたボトルに水を加え、蓋をしっかり閉めよく振ります。手を止め中のクエン酸が十分に溶けていることを確認します。ボトルの下の方に溜まっていることがあるので、クエン酸のツブが見えなくなるまでよく振り溶かしましょう。

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まとめ

クエン酸と聞くと酸っぱいというイメージを思い浮かべる人が多いと思います。体内に摂取することで身体に良い影響を及ぼすことは、何となく知られていますが肌や髪に良い効果があるのはあまり知られていないのではないでしょか。

さらに掃除で汚れを落とす力があるというのは驚きですね。販売されているクエン酸には工業用、食品添加物規格(食品グレード)、薬局方があります。
口に入れて安全な物は食品添加物規格(食品グレード)です。ドリンクや食事に使い肌にも使うなら、やはりこれが1番安全と言えます。掃除にしか使わないというのであれば、工業用は安くて大量に入っているものが多いので、それも良いかと思います。
様々な用途に使用できるクエン酸を上手に利用して、身体の中からと外から健康で美しい身体づくりを目指しましょう


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