腎臓病の7割は進行が止まる ふくらはぎ・足裏・脊髄の運動、刺激

腎臓の糸球体の血液ろ過機能が低下する
腎臓病の人のクレアチニン値は下がらない、というのが世間の常識です。しかし、私たちのクリニックでは、近年、急増中の慢性腎臓病の治療で顕著な成果を上げており、患者さんの多くにクレアチニン値の低下が見られます。
クレアチニン値とは、腎臓病の進行度を示す指標です。クレアチニンは、アミノ酸(たんぱく質の構成成分)が筋肉でエネルギーとして燃焼されたあとに生じる老廃物ですが、本来は腎臓の糸球体(血液をろ過して老廃物を取り除く毛細血管の塊)でろ過されて尿中に排出されます。ところが、糸球体が衰えるとクレアチニンをろ過しきれなくなり、血液中のクレアチニン値が上昇してしまうのです。
実は、2008年からeGFR(クレアチニン値を基準にして年齢と性別を考慮して計算された糸球体ろ過量の換算値)という検査値が腎臓病の指標になりました。しかし、患者さんの多くは、その前からクレアチニン値で腎臓病の改善度を測っているため、私たちは主にクレアチニン値を指標にしています。
ふくらはぎ・足裏・脊髄を微弱電流で刺激する
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糖尿性腎症 腎機能 回復

「ニューイングランドジャーナル」の論文とは?
論文の題名は「膵臓移植後、糖尿病性腎症は改善する」と言います。
その内容は、
 
イタリア人医師とアメリカ人医師が協力して、
かなり進行した糖尿性腎症の患者さん(すべて1型の糖尿病)8名に対して、
膵臓(すいぞう)移植を行い、5年、10年後に腎生検を行って
腎病変、腎機能について診たものです。
その結果に世界の医療関係者が目を見張りました。
すべての症例において膵臓移植をして、血糖値が正常となった後、
5年後の生検では腎病変の進行が止まっており、
10年後の生検においては、ある程度の回復が診られたのです!!

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糖尿病腎症はどこまで回復できるか

 

何とか腎臓病を治せないか。日本の人工透析患者はついに23万人を超えた。特に激増する糖尿病患者を中心に、末期腎不全で透析を受ける患者は毎年約1万人も増えており、有効な治療法がないまま、異常な事態に進みつつある。
こうした中で「進行するだけで、引き戻せないとされてきた慢性腎不全を元に戻せる見通しが出てきた」と名古屋市大大学院の木村玄次郎教授(臨床病態内科学)は指摘する。
▽ゆっくりだが回復

 
 
 
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高血糖とがんとの密接な関係

糖尿病とがんの共通点は

Vol.54 高血糖とがんとの密接な関係とは 血糖値が高い人は、アルツハイマー病やがんにかかりやすく、また心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすい…最近こうした調査結果が相次いで発表され、話題となっています。
例えば九州大学の調査では、糖尿病やその予備軍の人は、アルツハイマー病のリスクが4.6倍にも高まると報告されています。また、がんによる死亡リスクは3.1倍になり、心筋梗塞や脳梗塞になるリスクはそれぞれ2.1倍、1.9倍になるとされています(※1)。

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歯周病の人は糖尿病でないとしても糖尿病予備軍であることが多い

歯周病がある人は、たとえ糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないとしても、HbA1C(過去1~2カ月間の血糖値の平均を表す検査値)が高い人が多いことが示されました。つまり、「糖尿病予備軍」の頻度が高いということです。

2. 糖尿病で歯周病が増える理由、
歯周病で血糖値が上がる理由

石川 烈 先生
2004年02月
  「糖尿病とお口の健康」の第1回目では主に、歯周病の基礎的なことをお話ししました。今回は、歯周病と糖尿病の相互の関係に焦点をあててみます。

糖尿病と歯周病の相関関係

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縄文人、弥生人~現代人(自己免疫疾患が増加)ドクトルかっちゃん


 
何十万年の石器時代、縄文時代に比べ、弥生時代はたった、2300年、人間の遺伝子はまだ、縄文時代のまま。それなのに、食生活だけが、代わり、ついていけていない。自分の遺伝子の歴史は、みんな違います。自分だけの健康法をみつけましょう。

和食の三大革命 武士たちの料理ショー


 
武士たちのごちそうは、戦いの前に戦意高揚のためだった。戦前のごちそうもお祭り、葬式、結婚のときくらい。いまの日本では、毎週のように食してるのでは、内だろうか。反省したいものだ。