糖尿病というと、中高年の人がなりやすい病気というイメージがありますが、子どもや若い人に多い糖尿病もあり、これを「1型糖尿病」と言います。今回は、この1型糖尿病の原因や症状についてご紹介していきます
糖尿病には、大きく分けると「1型糖尿病」と「2型糖尿病」があります。今回は、そのうちの1型糖尿病について解説します。
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1型糖尿病の症状と原因 ストレス
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糖尿病というと、中高年の人がなりやすい病気というイメージがありますが、子どもや若い人に多い糖尿病もあり、これを「1型糖尿病」と言います。今回は、この1型糖尿病の原因や症状についてご紹介していきます
糖尿病には、大きく分けると「1型糖尿病」と「2型糖尿病」があります。今回は、そのうちの1型糖尿病について解説します。
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膵臓のβ細胞が破壊されて発症する1型糖尿病。その原因の1つに「エンテロウイルス」の感染が関与しているようだと分かった。米国マサチューセッツ大学の研究グループが、糖尿病の専門誌ダイアベーツ誌の2015年4月号で報告した。
食事などで血糖値が上がると、膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞から、血糖値を下げるホルモン「インスリン」が分泌される。この制御がうまく働かなくなって血糖値が高い状態になるのが糖尿病だ。糖尿病のうち「1型糖尿病」は、β細胞が壊れてしまい、発症する。
その主な原因は、普段外敵を攻撃して体を守ってくれている仕組み「免疫」が、何らかの原因でβ細胞を攻撃するようになり、破壊してしまうためと言われている。1型糖尿病の発症には、「遺伝」と「環境」の両方が関わっていると知られている。発症の引き金となる環境要因として疑われているものの1つに、主に腸で増える「エンテロウイルス」の感染がある。
しかしまだ証明はされていない。今回研究グループは、人間の組織に拒絶反応を起こさないネズミにヒトのランゲルハンス島を移植したモデルを使い、エンテロウイルス感染が1型糖尿病の発症に関係するかを調べた。
エンテロウイルスは、人間のランゲルハンス島の細胞にも感染する「コクサッキーウイルスB群(CVB)」という種類のものを用いた。
続く・・・
第52回欧州糖尿病学会(EASD)