「ファスティング〜1日3食キチンと食べてはいけない」船瀬俊介の船瀬塾

働きの弱い日本人の膵臓:フランス人の1/2以下

きの弱い日本人の膵臓 [日本人の遺伝的特性] [編集]

私たちの体は脳がないと生きていけません。「能なし」のことではありませんよ!
脳は体の中で最も巨大なブドウ糖消費機関です。もちろん体内の運動のためのエネルギーとしてブドウ糖は欠かせません。インシュリンは体内の血糖値」を一定にしてエネルギーを絶やさない働きをしています。
もともと、日本人は「米」という「難消化性デンプン」を数千年にわたって主食としてきました。米には消化されにくいデンプンであるアミロースが含まれているため、食事後も体内で緩やかに消化されます。
そうすると、血糖の上昇もゆるやかなので血糖をコントロールするインシュリン(血糖値を下げる働きをします)の量も大量に必要なく少しずつ分泌されます。
つまり、私たち日本人の体は大量にインシュリンを分泌するという構造にはなっていないのです。小柄な体格の日本人は米のエネルギーを無駄なく時間をかけて利用することでロスを減らしていたんですね。
もし、インシュリンが大量に分泌されたら吸収された血糖は利用されずすぐ分解されてしまいます。すごく巧くできています。
これは日本人の体格上の一つの「宿命」です。これまで2つ上げました一つは「乳糖不耐症」、もう一つは「倹約遺伝子」でした。すばらしい機能です。

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日本人は癌、糖尿病、認知症 になりやすい!

 
人類はその誕生以来飢餓と闘い続けてきた。 我々の体には饑餓に対応する様々な機能が備わっているが、高カロリー、高血糖に対処する機能は乏しい。
このため、高脂肪高炭水化物状態が続くと、容易に糖尿病などの代謝障害を起こしてしまう。 特に日本人は白人に比べ膵臓におけるインスリン産生能力が弱く、白人の「鉄の膵臓」に対して日本人は「へたれの膵臓」と揶揄されている。
 
白人では体重200kgを超える超肥満者が珍しくないが、日本人では150kgを超える人はまず見かけない。そこまで太る前に糖尿病になってしまうからである。
日本人に糖尿病が増えている理由として「食の欧米化による高脂肪食大量摂取」が挙げられることが多い。高脂肪食により肥満し糖尿病を発病するという説明はわかりやすいが、最近の食事特に外食を見ると炭水化物の過剰摂取の方が大きな問題であると感じさせられる。
日本人は米や麺が大好きである。
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