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しつこい便秘の原因は落下腸とねじれ腸!?
http://www.benpi-naoru.net/rakkachou.html より~
しつこい便秘の原因は落下腸とねじれ腸!?
食生活の改善や運動を取り入れなど、いろいろ試してはいるけど一向に効果が見られない方。
もしかしたら【落下腸】や【ねじれ腸】かもしれません。
なんと日本人の約8割が落下腸やねじれ腸と言われています。
画像【ねじれ腸】をご覧ください。
腸にくびれが出来ていたり、ねじ曲がっていたりする事によって、
物理的に便が通過できなくなっている状態になっています。
通常、上行結腸と下行結腸が後腹膜に固定されているので、
両側で支えられる形となり横行結腸も下に落ち込まずにすむのですが、
それらの固定が生まれつき甘い方がいます。
そのような方は、重力に逆らって横行結腸を支える事が難しいため、
落ち込んで落下腸となってしまいます。
落下腸やねじれ腸による便秘に関しては、物理的な狭窄が原因なので、
基本的に薬では治せません。
それでは一生治せないのか?というと、そういう訳ではありません。
腸が落下してしまった事によって変なくびれが出来て便が通れなくなっている訳ですから、
それを物理的に元に戻せばよい訳です。
あまりピンとこない方も多いかもしれませんが、
人間の臓器は基本的にブラブラぶら下がっているようなものなので、
簡単に手で動かす事ができます。
腸を元に戻す簡単なマッサージ方法
落下腸を治すマッサージ動画
ねじれ腸を治すマッサージ動画
ここでは紹介していませんが、逆立ちも落下腸に効果がありそうです。
やるタイミングとしては長時間横になる前、
すなわち就寝前に行うのが一番効果が期待できそうです。
腸の動きが正常で、狭窄だけが問題なのであれば、便秘が完全に解消される訳です。
何よりも手軽でお金もかかりません。
頑固な便秘に悩まされている方は、騙されたと思って試しにやってみる事をおススメします。
もしかしたら、一気に便秘生活から抜ける事ができるかもしれませんよ。
菊芋、イヌリンはインクレチンを刺激してインシュリンの出を良くしてくれる
菊芋、イヌリンはインクレチンを刺激してインシュリンの出を良くしてくれる
キクイモ講演会 復習その③
キクイモの作用機序は?
主な糖尿病用剤の作用部位について
スルフォニル尿素薬、速効型インスリン分泌薬は直接膵臓のβ細胞に作用し、インスリン分泌を増強。
αグルコシダーゼ阻害薬、DPP-4阻害薬は小腸へ作用。
前者は小腸におけるブドウ糖吸収を遅延し、食後過血糖を抑制。
後者はインクレチンの分解酵素であるDPP-4を阻害し、インクレチンによるインスリン増強作用長続きさせる。
その他、ビグアナイド薬は肝臓のAMPキナーゼを活性化させ、細胞内脂肪をエネルギー源として燃焼、インスリン抵抗性を改善、乳酸から肝臓で糖新生を抑制。
チアゾリジンは細胞内受容体(PPARγ)に作用し、肥大した脂肪細胞を正常小型脂肪細胞に置き換え、筋肉、肝臓、脂肪での糖取り込みを促進。又、悪玉アディポサイトカイン(TNF-α、IL-6等)を低下、抗動脈硬化作用を持つアディポネクチンの血中濃度を上昇。
といった、作用により血糖降下作用を発揮します。
キクイモは①インクレチンの分泌を刺激する事が判っています。
インクレチンとは、経口摂取されたブドウ糖の刺激により、小腸から分泌されるペプチドホルモンです。小腸上部からGIP(グルコース依存性インスリン分泌ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド1)があり、インスリン分泌性ペプチドホルモンです。
膵臓のβ細胞からインスリン分泌を促進し、拮抗ホルモンであるグルカゴンのα細胞からの分泌を抑制。また、後者は食後の高血糖抑制や脳への働き、食欲抑制、体重増加の防止が報告されています。
インクレチンはDPP-4(ジペプチジジルペプチダーゼ4)という酵素で分解され、その半減期は2~3分と迅速で、DPP-4阻害薬はその酵素を抑えることでインクレチンのインスリン増強作用を保つ機序です。
②水溶性食物繊維であるイヌリンは胃内でゲル化して糖・塩分・脂肪の吸収を抑制。食物は胃の中に留まり、小腸の通過時間を短縮し、吸収に影響を及ぼしていることも判っています。
③その他、キクイモイヌリンの膵臓への直接作用や脳への作用、インスリン感受性の改善等、今後の研究成果が楽しみです。
ヒト以外のキクイモ摂取動物実験において、糖尿病ラット実験では免疫増強作用(インターフェロンγ誘発)
キクイモ添加飼料により、鶏卵品質改善、鶏産卵期間延長、乳牛への投与では牛乳品質向上。
サルへの投与によりホルモンバランスが改善した等の報告が相次いでます。
まとめ
メタボリック症候群への効果の期待が大。
1.糖尿病の予防改善(血糖値、HbA1C低下、合併症予防・改善、症状緩和)
2.高脂血症予防改善(コレステロール、中性脂肪低下、血栓予防)
3.高血圧是正(血流改善、代謝促進)
4.肥満対策(低カロリー水溶性食物繊維、便通改善、脂肪燃焼、基礎代謝亢進)
その他の効果として、
摂取後の身体への反応が早く、多岐にわたる。
腸内細菌叢、善玉菌の増加による免疫効果。プレバイオティクスとして期待。
アレルギー症状の緩和
骨塩定量と骨密度の増加(カルシウム吸収亢進)
アルツハイマー病の予防(脳活性化、ホルモンバランス改善)
終わりに、
簡単で継続しやすい生活習慣の改善
食事指導、カロリー制限からの解放
糖尿病合併症をはじめとする症状の緩和
減薬の可能性
生活習慣病をはじめとする疾病予防と健康維持
*既に『キクイモ』を用いた【寝たきり半減】運動も
制限を受ける精神的ストレスからの解放と
QOL(Quality of Life)の向上を
目指し、キクイモによる生活習慣病予防を始めましょう!
と、結びました。
最後に少々拙著書のPRをさせて頂きましたが、当日の売り上げには結びつきませんでした。
膵臓のインスリン分泌不足は腸内環境の乱れ!
膵臓のインスリン分泌不足は腸内環境の乱れ!
インスリンは血糖値を下げるホルモンです。膵臓から分泌されます。
インスリンは血糖値を下げるメカニズムについては
こちらの記事をご覧ください。
もし膵臓からインスリンが分泌される量が少ないと血糖値を下げることができません。
ずっと血糖値が高いままです。
この状態を糖尿病と言います。
この記事ではインスリンが分泌されるメカニズムについて解説します。
インスリンが分泌されるメカニズムとは?
ところでインスリンが分泌されるメカニズムは解明されていない部分があります。
ただ少なくとも腸内細菌をコントロールすることで
インスリンが分泌されやすくなると言われています。
腸内細菌をコントロールすることで血糖値を下げることができるわけですね。
とはいえ「腸内細菌がインスリンの分泌とどう関係しているの?」
と疑問に感じている方もいるでしょう。
インスリンを分泌するにはインクレチンという腸のホルモンが必要になります。
このインクレチンを産生するのが腸内細菌なのです。
つまり、腸内細菌を増やして、インクレチンを多く分泌させることで、
インスリンが分泌されるわけですね。
しつこい便秘は「腸内」がゴミだらけです
便秘は腸内細菌に悪影響
- 便秘は、いけないことですか。
- 便秘は、腸内にうんちが長期間溜まった状態ですから、私達の腸内細菌に悪い影響を与えます。うんちがエサとなって、クロストリジウムなどの悪玉菌が増殖します。そして発ガン物質、発ガン促進物質、アンモニア、硫化水素などの有害物質や、おならの元となるガスを発生させます。だから便秘の時のうんちは、臭いのです。そして便秘が続くと、それらの有害物質はどんどん腸壁から吸収されて、血液中をめぐります。肌荒れや様々な病気にもつながると考えられています。
- 何日以上、排便がないと「便秘」なのでしょう。
- 女性には「3日以上排便がなければ便秘と考える」人が多いのですが、これは勘違いです。良好な腸内環境であれば、排便は1日1回。食べたものの消化・排便までの時間は24時間が目安ですから。一般的なうんちの水分量は80%ですが、大腸に長時間とどまっているうんちからは、水分がどんどん吸収されていくので70%以下になり、硬くなってしまいます。硬くなると余計に腸内で動きにくくなり、どんどん溜まる・・・と悪循環に陥ってしまいます。
- だから1日1回の排便を目指すべきなのですね。